こんにちは。やきうbot学園の創設者、シヒョウ博士です。
今回は、近年注目されている指標「OPS」について、データ的にその有用性を検証してみましょう。
OPSとは?
OPS(On-base Plus Slugging)は、出塁率(OBP)と長打率(SLG)を合算した指標です。
一言でいえば「どれだけ塁に出て、どれだけ長打を打ったか」の総合力を表すものです。
出塁率と長打率、それぞれの意味
- 出塁率(OBP):四球や死球を含め、打者がどれだけ塁に出たかを示す指標。
- 長打率(SLG):ヒットの種類によって加点が変わり、長打を多く打つほど数値が上がります。
この2つを合算することで、得点への貢献度を高精度に予測できます。
統計的に見たOPSの有用性
セイバーメトリクスの観点から言えば、チームの得点との相関が最も高いのがOPSです。
実際、MLBやNPBの得点数との相関係数を分析すると:
- 打率と得点の相関係数:約0.45
- OPSと得点の相関係数:約0.85
これは「OPSの高い選手を並べることで得点力が上がる」ことを意味します。
応用:OPSで打順を組むと?
統計的には、
- OPSの高い打者は2番・3番・4番に集中配置するのが効率的
- 出塁率が高く長打率が低い打者は1番や9番に配置
という戦略が得点効率を最大化します。
まとめ
OPSは、野球における「得点力」を定量化できる強力な指標です。 今後もデータに基づいた分析で、戦術の最適化を目指しましょう。
はっきり言って、感覚や印象だけでは勝てない時代が来ています。